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スワップとは     



FX取引の魅力の1つにはこの「スワップ」があると思います。
スワップとは、ポジションを持っている状態でいるとき、スワップ金利分のお金を毎日受け取ることが出来るシステムです。
FXは為替差益のみでなく、スワップでも利益を上げる事が期待でき、相場が利益となる方向と逆の方へ動いてしまったとしても、スワップを受け取ることが出来るポジションであれば、決算せずにいればスワップが含み損を埋めてくれる、ということもある訳です。

スワップは、交換する通貨の金利差によって発生します。
例えば、円を売って米ドルを買う場合で考えてみましょう。
米ドルの金利は5.5% 円の金利は0.5%です。
米ドルの金利は円の金利より大きいので、金利によって米ドルが増加する分は、円が増加する分より多くなります。そのため、円とドルを交換するなら、米ドルを持っていたほうが、円を持っているよりも金利による増加面では利益が大きい訳です。
この利益の差を、FX取引業者は、円を売って米ドルを買う、買いポジションの所有者に還元してくれるのです。
逆に、米ドルを売って円を買う場合は、所有していた米ドルを円と交換するという事で、金利による利益が少なくなる訳で、この損失分を、売りポジションの所有者はFX取引業者に支払う事になります。(逆スワップ、マイナススワップなどと呼ぶこともあり)

スワップは、ポジションを持った状態で1日経過する(ロールオーバー)毎に、発生します。スワップ日付の変更時刻は、日本のFX取引業者では大抵は午前6時か7時です。また、土日は営業休みで、その土日分のスワップが平日のどれかの曜日に(木曜が多い)上積みされます。
つまり、ポジションを持った状態ならば、毎日スワップを受け取るか払うかどちらかになる訳です。
取引通貨とスワップ
スワップの額は、同じ取引通貨ペアでもFX取引業者によって異なります。よって、スワップの額も取引業者を選ぶ際の重要なポイントの1つになるでしょう。

また、スワップの額は固定ではなく、日々変更されます。例えば、円と米ドルの通貨ペアの場合、1万米ドルを円で買った場合の買いポジションだと、おおよそ一日140円〜160円くらいの額を受け取る事になります。売りポジションだと、買いポジションの額に2円程上乗せした額を毎日支払う事になります。(マイナススワップは、プラススワップより必ず多くなります)

対円での各通貨のスワップは次の通りです(1万通貨単位、買いポジションの場合)
米ドル・・・140円〜160円
ユーロ・・・145円〜165円
ポンド・・・320円〜350円
豪ドル・・・160円〜180円
ニュージーランドドル・・・170円〜190円
カナダドル・・・120円〜140円
アフリカランド・・・35円〜40円
スイスフラン・・・40円〜55円

どうせなら、スワップの多い通貨ペアで取引したほうが得だ、と考えるのが自然でしょうが、同じ1万通貨の取引でも各通貨ペアによって必要とされる証拠金が異なるので、1万通貨ごとのスワップの額では、スワップが有利な通貨ペアかどうかの判断はできません。
ちなみに、スワップ面での評価を計る目安として「スワップの額÷必要証拠金額」という式があります。1万通貨分ポジションを建てるのに必要な証拠金(必要証拠金)が少なければ、それだけたくさんポジションを建てやすいという事です。
そのほかにも、値動きの激しさやスプレッドの大きさなども計算に入れるべきでしょう。低レバレッジでスワップ利益を狙う手法ならば、値動きが穏やかなほうが良いと考えられます。(それだけ、ロスカットの危険が低くなるから)
ちなみに、金利17.5%で高スワップのトルコリラなどは、スプレッドの大きさから為替差益狙いには向きませんが、スワップ狙いの方に人気が高い通貨です。

また、買いポジションでスワップ受け取り、売りポジションでスワップ支払いの通貨ペアならば、買いポジションのみを建てたほうが有利と考えられますが、それでも、これから下落が予想される時期ならば、売りポジションを建てる判断をするべき時もあるかもしれません。短期決算狙いならば尚更そうでしょう。
結局は、為替差益をスワップが上回るか、の判断なのですが、例えば円対米ドルの通貨ペアでは、スワップは1万通貨で平均150円として、1年で54750円になり、これは大体、1年で米ドルが5円下落してもスワップのほうが大きい計算になり、長期的に見れば、円対米ドルの買いポジションならば為替差益よりもスワップのほうが上回る可能性が高いと私は思います。(ただし、円の金利も米ドルの金利も、この先ずっと変わらないなどという保証はどこにも無く、円の金利が上がり、米ドルの金利が下がればスワップの額も減ってしまいます)
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