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ワンクリック詐欺対応策     



ワンクリック詐欺のリンクを踏んでしまった時の対応策は、基本的にただ1つです。
「無視する」これだけです。無視したらマズい事になるのではないか、と思わせるのが詐欺師の手口です。無視しても大丈夫な理由を以下に説明します。

技術的な面から考察する
ワンクリック詐欺のページには、リンクを踏んでしまった人のPCやネット環境の情報が表示されていますが、業者が取得したこれらの情報で、あなたの身元が探し出せるのでしょうか?注目してほしいのが、これらの情報の中に、ほとんどの場合「プロバイダ情報」と「IPアドレス」が載っている事です。

プロバイダとはインターネット接続業者の事です。

IPアドレスとは、インターネットに接続したコンピューターを1台1台識別するために、全てのコンピューターに割り当てられる識別番号の事です。電話機における電話番号のようなものです。
このIPアドレスが無ければデータ通信は出来ず、サイト運営者は、どのIPアドレスからサイトにアクセスしてきたのかわかるようになっているのです。あなたのIPアドレスがわからなければ、サイト側はあなたにデータを送信する事が出来ません。実際、ネットに接続したあなたのPCは、このような情報を発信しているのです。>>確認君http://www.ugtop.com/spill.shtml

さて、実際のところ、技術的には、このIPアドレスから、どこのコンピューターからサイトにアクセスしてきたのかは追跡可能です。しかし、それには業者のみの力では不可能で、プロバイダの協力が必要です。
たとえば、あなたの契約しているプロバイダがヤフーで、あなたのPCに割り当てられたIPアドレスが「111.222.333.44」だったとしましょう。業者が、あなたのIPアドレスからあなたの身元を追跡しようとすれば、ヤフーに「**日**時**分にサイトにアクセスしてきた111.222.333.44のIPアドレスの情報を開示してほしい」と、問い合わせなければなりません。けれども、プロバイダは個人情報の保護に非常に厳しくせねばならず、正当なる理由が無ければIPアドレスの情報を開示したり出来ません。下手に個人情報を漏洩させてしまっては、会社の死活問題になってしまいます。
例えば、掲示板に犯行予告や個人のプライバシーを侵害したりする文章を書き込んで、IPアドレスから犯人が身元を追跡されて逮捕される、こんな例がありますが、これは警察や裁判所が、正当なる理由があって情報開示をプロバイダに求めた結果です。「われわれのサイトのリンクをクリックしたから」という理由では、法律上、プロバイダは情報開示に応じることはありません。(どのような場合にプロバイダが情報開示に応じるかは、「プロバイダ責任制限法(略称)という法律にに定められています」)

よって、サイト運営者(詐欺業者)が、あなたが業者のサイトのリンクをクリックすることによって知りえた情報からあなたを特定することは出来ないのです。

ちなみに、メールに記述されていたURLからワンクリック詐欺のページにアクセスした場合、業者側にあなたのメールアドレスが知られてしまいますが(どのメールアドレスに送ったメールからアクセスしてきたかがわかってしまうため)メールアドレスからもあなたの情報を探り当てる事はまず出来ないので心配いりません。業者から請求のメールが来ても無視して、あまりに多くきたら着信拒否にするのがいいと思います。
法律面から考察する
ワンクリック詐欺のページには「会員登録完了致しました。料金*****円を請求致します。」といった内容の文章が載っていると思われますが、これは法律上無効です。
「電子消費者契約法」という法律があります。
この法律は、インターネットにて、事業者が消費者に契約を結ばせる場合に、満たしてなければならない条件について定めており、消費者側の操作ミスによる契約を無効にできる法律です。
ネットにて契約を締結する場合、以下の条件を満たしてなければなりません
  • 事業者は、契約を結ぶ前に、その契約が有料であることや、料金の金額などを分かりやすく明示しなければならない。
  • 消費者側が操作ミスにより誤って契約の申し込みをしてしまった場合のため、消費者が一度契約の申し込みをした後、事業者側は本当に契約の意思があるかを消費者に確認しなければならない。
  • 上の条件を満たした上で、事業者側が契約を成立したことをメールなどで通達して、契約が成立します。
ワンクリック詐欺は上の条件を満たしていないので、契約は無効となります。

詐欺業者側も、電子消費者契約法をかわすため、わかりにくいところに「利用規約」の小さいリンクを貼っていたり、一回目のクリックでポップアップウィンドウ(メッセージボックス)を出現させ、そのウィンドウにYES/NO形式のボタンを配置して、そのボタンをクリックしたら契約成立のページを出現させる(通称「ツークリック詐欺」)方法を取ったりしていますが、これらもやはり違法な契約です。
したがって、詐欺業者が、プロバイダにあなたの情報の開示を求めても拒否され、裁判所に訴訟を起こそうとしても却下されるので(詐欺師は捕まるのを恐れるので、わざわざ自らの身分を明かすようなことはまずないでしょうが)あなたは無視していて構わないのです。
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